伝統と地元愛、人間味あふれる鹿児島の弓道具店 – 徳田弓道具店訪問
弓道愛好家のための窓口として
私たちは各地の弓道具店様、製作者様を紹介し、繋がりを深める活動をしています。
今回の訪問先は鹿児島県鹿児島市にある
(有)徳田弓道具店 様を紹介致します。
立地と歴史
徳田弓道具店様は、鹿児島市役所の近く、史跡巡りも可能な場所に位置し
天文館地区という繁華街からも徒歩数分の好立地にあります。
ビルの1階に構えるこのお店は、5代目の徳田隆幸さんによって経営されています。
徳田家は少なくとも明治時代から弓道具店を営んでいることが知られています。
徳田弓道具店の理想とビジョン
早速インタビューを始め「どんな弓道具店と思ってもらいたいですか?」と質問。
徳田さんが目指すのは「地元密着型」の弓道具店。
親から子へ、そしてその下の世代へと
ここに弓道具店があってよかったと思っていただけるような存在を目指しているそうです。
また、「どんな弓道具店を目指していますか?」の問いに対し
徳田さんのビジョンは、時代の流れを読みながら
どんな状況でもフレキシブルに、そして的確に対応できる弓道具店を創ること
と回答されました。
続けて、弓道人口が少しでも増えるお手伝いができるよう
地元鹿児島の弓道愛好家をサポートし続ける事と話し、
地域・時代をリードするビジョンも垣間見得ました。
鹿児島への愛
今度は質問の方向性を変え「鹿児島県を自慢して下さい」と尋ねると
徳田さんは鹿児島の自慢として、桜島や西郷隆盛といった有名な観光スポットや
黒糖焼酎、黒豚、きびなご、小みかんなどの特産品
そして長渕剛さんをはじめとする地元出身の著名人たちを挙げられました。
観光客には、地元の自慢の黒豚を使った「とんかつ」を食べて欲しいとアピール。
また、お土産には、子供の頃から大好きだという
薩摩蒸氣屋さんの“かすたどん”が一推しだそうです。
この質問から、徳田さんのとても大きな地元愛を感じられました。
鹿児島の温かさ
鹿児島の人々の親切さ、優しさは私たちを魅了しました。
駅でコンビニの場所を尋ねた際
駅員さんたちは一緒に開店時間を調べて教えてくれました。
また、西郷さんの洞窟を訪れた際には
ボランティアガイドさんや他の観光客からたくさんの説明を受け
その話がとても感動的で思わず涙してしまうほどでした。
弓道具店と地元のつながり
鹿児島は、薩摩弓の故郷であり、一子相伝の品質管理と高い生産力を持つ地域です。暑い時期でも使える「暑間ニベ」を発明し、日本の竹弓を永きに渡り支え続けてきました。
それらを背景に、徳田弓道具店は地元密着型の弓道具店として、
愛好家の皆様とともに歩み続けています。
鹿児島の暖かさと徳田さんの真心が詰まったお店、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。
有限会社 徳田弓道具店
〒892-0816 鹿児島県鹿児島市山下町12-10
TEL:099-222-4330 FAX:099-225-5329
定休日:毎週火曜日 営業時間:10:00~19:00
Mail:info@tokudakyugu.com
店舗ウェブサイト
まとめ
本記事では、鹿児島市に位置する長い歴史を誇る有限会社徳田弓道具店のインタビューを通じて、同店の理念や特徴、そして地元鹿児島の魅力を紹介しました。
また、今回はこちらの都合でお伺いしたのがお店の定休日でしたが
そんな中、快くインタビューに応じて頂きました。
ご多用のところ、本当にありがとうございました。
徳田弓道具店は、明治時代から続く老舗で
弓道人口の増加に貢献したいという私たちと共通の願いを持っている事もわかりました。
インタビュアーが体験した鹿児島の人々の親切さやホスピタリティも
この地域の特徴であることがわかります。
弓道具への情熱と専門性、徳田弓道具店と鹿児島県は
弓道愛好家にとって見逃せない存在であり、訪れることで多くの発見と喜びが待っています。
この記事が、徳田弓道具店様への興味と理解を深める手助けになれば幸いです。